皆さん御存じの通り、去る3月(更には4月末~5月初頭にかけての追い打ち)にGoogleの検索アルゴリズムの大幅な改定が実施されました。
This week, we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see these tweets for more about that:https://t.co/uPlEdSLHoXhttps://t.co/tmfQkhdjPL— Google SearchLiaison (@searchliaison) March 13, 2019
抄訳
今週は、年に数回行うように、幅広いコアアルゴリズムのアップデートをリリースしました。 そのようなアップデートに関する私たちのガイダンスは、以前に説明したとおりです。 それについての詳細はこれらのツィートを見てください。
参照
・コアアルゴリズムアップデートによる2019年3月12日からの順位変動について
・2019年4月28日と5月2日にGoogleで大きな順位変動
これにより、私達個人ブロガーが運営するブログは、悉く大幅なPV数の減少を強いられる事となりました。
3月上旬に発生したGoogleのコアアップデート以来、アクセス数と売上はじわりじわりと減少中。— クレジットカードの読みもの (@cardmics) April 24, 2019
今日の売上については約半年ぶりの悪い数字になりそうな感じなので、いい加減、どうにかして底打ちさせないといけないですね。また1位に返り咲けるよう、あれこれ試行錯誤しつつ頑張ります。
2019/3コアアップデートを改めて確認してますが過去最高に厳しいですね。— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) March 17, 2019
癌関連など重大な領域を見ていると、残っていた微妙な所が根こそぎ落ちてます。微妙な所でこれまで落ちずに残ったりここ数ヶ月で伸びた所もあったので良い動き。
ただ製薬会社などによる良質なサイトも多く落ちています。(続く
過去のコアアップデートでも「こんな検索結果は変。すぐに戻るはずだ」と言う人が毎回いた。— ミタリュウ | アドセンス1億円超え (@MR_mitaryu) March 21, 2019
けれど結局ほとんどの場合戻らなかった。
基本戻らないと考えて行動した方が良さそう。
もちろん、検索アルゴリズムの常としてジャンルやドメインパワーによる下落幅の違いはありますが、比較的マシなケースでも3割減、最も酷いケースでは5分の1以下にまで落ち込んでしまった人も居る様子です。
ついに食らった
— ナ@点鼻薬の中の人 (@tryinvestment) March 23, 2019
Google砲…(T_T)
欲しかったのはこっちじゃないんですけど(-_-;) pic.twitter.com/cCHv5upn45
今回のアップデートは誰得だったのか?
当然の事ですが、検索順位は相対的なものですので、順位が大幅に下落したがサイトがあるのなら、その分、大幅に上昇したサイトもある筈です。今回のアップデートで「得」をしたのは誰、あるいはどんなサイトだったのでしょうか?
もちろん、ジャンル(≒キーワード)によっても違いますが、大まかに言えば以下の通りです。
1.質の高いサイトからの被リンクを多く得ているサイト
2.ドメイン歴の長いサイト
3.指名検索される事が多いサイト
1.に関しては、あまり説明の必要はないかと思われます。
1年を通じて検索順位が安定している(Googleから高い評価を得ている)サイトから紹介や引用という形でリンクを張ってもらえれば、「質の高いサイトからリンクを得ている」として、張られた方のサイトも高い評価を得る「リンクジュース」という概念は今現在に於いても有効です。
2.に関しては、例えばAmazonや楽天に代表されるように、特定のサービスを特定のドメインで永らく提供し続けているサイトが該当します。
そういった企業サイトは、個人のアフィリエイターのような「ブラックハット」的な手法を用いて検索順位に干渉しようとする事がありませんので、ドメインに対する評価が安定しています。「キレイなドメイン」と言い換える事ができるかもしれません。
3.に関しては、例えば「ホンダ 車種」「ホンダ オデッセイ 中古」のように、会社名や商品名、サービス名などの具体的な固有名詞での検索を指します。
上記の3点を総合すると、今回のアップデートで全般的に得をしたのは企業・法人サイトであると結論する事ができます。
皆さんも、試しに「釣り具 レビュー」等のクエリで検索してみて下さい。
去年までであれば、企業・法人サイトに混じって個人のレビューブログが検索結果の1ページ目にチラホラと顔を出していましたが、2019年5月現在に於いては、Amazonや楽天を始めとする企業・法人サイトの「レビュー・口コミページ」が上位を独占しています。
個人サイト受難の時代を生き残る
もちろん、私自身が運営するブログも軒並みPV数が減少し、最盛期の半分以下にまで落ち込んでしまいました。これを機に、ブログの運営をヤメてしまおうかとも思いましたが…Twitterで以下のような投稿が目に留まり、今までのような「Googleの顔色を窺った優等生的な記事づくり」から脱却し、個人色を強めた「趣のある記事づくり」でファンを集め、SNSでの拡散を通して成り上がっていくスタイルに転換しようと決意した次第です。
完全にグーグルのSEO無視して、キーワードは特に気にせず、記事作り。でも、アンドロイドが記事を拾ってくれて、スマホ経由の流入が多くなってきてる。— マネツイ (@Money_tweet777) May 3, 2019
若者は、PCじゃなくて、スマホメイン。以前なら、SNSと検索エンジン流入がメインだったと思うけど、この辺変化してきてる気がします。
自分のスタイル決まってきたかも!— SATO@リーマン投資家・副業ブロガー (@SATO80304694) May 8, 2019
キラーページはSEO無視!集客ページで他ブログと差別化してCVを狙う!
このパターンで狙う案件増やしてこ😁💡
「XX ブログ」で調べる人は結構いる。オウンドメディアを避けて個人色バリバリのブログで情報収集したい人が、このワードで検索する。— クロネコ屋@アフィリエイター (@NINJAkusokuso) May 21, 2019
なので、ブログタイトルに「XXの就活ブログ」みたいに「ブログ」と入れておくと引っかかる
SEO無視!!SNSで読者を増やすスタイルへ
これに関しては、私にとって不幸中の幸いとなる背景が一つだけありました。私は「ブログ運営垢」と称したTwitterのサブアカウントの他にも、フォロワー数7,000人を超すメインアカウントを10年以上運営しています。
【自動】少年ジャンプのネタを振ってもらえると大変喜びますσ(´∀`メ)— 安井 真守 (@mamorizm) May 16, 2019
・僕のヒーローアカデミア ・ブラッククローバー
・鬼滅の刃 ・約束のネバーランド
今までは、このメインアカウントは専らマンガ関連のネタを投稿するアカウントとして利用していましたが、今後はブログの宣伝、拡散用も積極的に利用していこうと思います。
個人ブロガーの皆さん、しぶとく生き残りましょう!!